前回取り付けたフランジの周りに取付用の図面を乗せて、前もって便器のねじの穴の位置などを決めておきます。
この場合は、コンクリート用のねじを使いましたが、普通は床は木製なので楽でしょう。
さて、壁から排水管の中心までの位置が30cm以上あり、リフォーム用の便器を利用しました。
TOTOのリフォーム用の便器は、長さを調節するために、排水管の途中にアジャスター(アダプター)を取り付けます。
壁から排水芯までの距離が、305~540mmに対応できます。
このアジャスターは壁からの長さによって、自分でパイプをノコギリで切ることが必要になります。
塩ビパイプはやわらかいので普通のノコギリでも切ることはできます。
塩ビパイプ用の接着剤(前もって用意すること)を使って、真ん中部分のパイプの両側に接続部分を取り付けます。
前もって、接着剤を付けない状態で、一度、どのくらい両端の部品をパイプに差し込むのか、しっかり確認しておくことがコツです。
私の場合、確認を怠ったために、最初の接続の時に力の入れ方が不十分で、一度で奥までパイプを差し込むことができずに、数cm予定よりパイプが長くなってしまいました。
念のため余裕をみていたので、大丈夫でしたが、ギリギリのサイズでやっていたら、このアジャスターを改めて購入することが必要になったことでしょう。
ちなみに、塩ビ用ボンドは別売です。また、一旦接着すると、外すことはできません。
フランジに、接続用のアジャスターを付けました。フランジにボルトを利用してアジャスターを固定します。
ゆっくり、垂直になるように上から便器をのせます。
その後、タンク部分を乗せます。
この便器の場合、アジャスターの黒いゴムの接続部分は便器を取り付けた後からでも、後ろ側に露出しているので、ずれていないかどうか、確認することができます。
まあ、この部分が水漏れしてもすぐに床に水がでてきてわかるので、問題ないでしょう。
便器の交換が完成しました。
こちらが、Beforeの画像。
こちらがAfterです。
新しい便器はたいへん節水になりますし、掃除もしやすいように設計されています。
さて、このトイレは、この後、壁をしっくいで塗り、床にフロアタイルを敷きました。
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