壁に石膏ボードをはるため胴縁を打ち付ける。
白くするにはどうするのか?
1)クロス仕上げ
石膏ボードを貼り、壁紙を貼る・・普通はこのやり方。短時間にできるが、クロスを貼るのがどうもイヤだ。
2)ドライウォール
石膏ボードを貼り、パテで丁寧に隙間を埋め、やすりで平らにならして、ペンキで塗装する。・・アメリカのやり方。
仕上げがきれいで、後々ペイントだけでリフォーム可能。日本では、あまりやらない。ただし、作業の技術レベルが高度。特にパテ仕上げ。
3)板を貼ってペンキ塗装
これもいいが板が高価。余っても石膏ボードと違って燃えるゴミで出せる。
今回は、アトリエということもあって、日本ではあまりやらない、2)のドライウォール工法にチャレンジすることにした。
このドライウォール工法は、師匠であるアメリカ帰りの大工さんに教わった。
その前に、石膏ボードをはる下地を作らなくてはならない。
天井の上にあった太い梁は、そのまま見せることにした。
現状の柱の高さに合わせて壁の部分に材木を貼る。
これは、石膏ボードを固定するネジを打ち込むためだ。
この辺のやり方はいろいろあって、プロに頼むとそんなことはしない場合が多い。
僕も何回かプロに依頼してやってもらったが、
だいたい、柱に胴縁という材木を打ち込み、その高さに合わせる。
その方が作業が早いし水平というか新しい壁が平らになりやすいのだ。
既存の柱に高さを合わせるよりも、胴縁の高さだけ部屋が狭くなってしまうのがディメリットだ。
そのため、僕はいつも柱の高さに合わせるようにしている。
部屋の壁も柱も結構でこぼこだから、僕のやり方の方が手間がかかるし面倒だが、
材木が少なくて済むし、何より部屋が狭くならない。
目的は和室を大空間のアトリエにすることなのに、壁のおかげで部屋がだいぶ狭くなってしまうのは避けたい。
壁と柱の高さの差が、丁度、1x4材とほぼ同じだったので、
ホームセンターで1x4材を購入。
45cmくらい隙間を空けて、縦に貼っていく。
この場所は、壁の奥に間柱が通っている可能性が高いので、
その間柱に固定する。
撤去した天井の部分は、空洞になっている。
胴縁を貼るために、前もって小さく切った材木を柱や梁に打ち付けておく。
エアコンやコンセントの移動は、前もって電気工事士に依頼しておく。
・・・つづく