DIYでパインのフローリングを貼る

フローリング材もホームセンターに行くと、いろいろな種類がありますが、
自宅のリビングは、 薄くて6枚くらいすでに張ってある合板ものはやめました。
この合板フローリング材は、それ自体が身体に悪いボンドで貼ってあるし、
なにしろ薄くて頼りなかったからです。

よく、建売住宅を見に行くとキッチンなどに用いられているものです。
日本では当たり前のように使われている材料ですが・・・

(後日談・・・台所と洗面所、トイレなどに合板を使いましたが、おもったほどひどくなく、なかなかよかったです・・・貼るスピードも速い!)



(完成状態)

僕は本物の木の板を貼ることにこだわりました・・・といってもこれが当たり前なのですが。
「漆喰と木でできた家」にしたかったのです。

漆喰は湿度を吸い込みますし、生木のフローリングも湿度調整してくれます。

パインの生木のフローリング材は日本でも比較的安価に手に入ります。
DIYですから材料費だけですむので、贅沢なものをつかうことができます。


私の良く使う店・・小山商店(住宅資材本舗 コヤマ)↓
三重県にある小山商店は、かなり積極的にネットで販売してくれます。
無垢のフローリングは、どうしても節とか、割れとかがあるものなのですが、
その部分は、切って使わなければよいので、安いものでも良いと思います。

こちらの写真は小山商店のパイン材を実際に購入して貼っている写真です。
今回は、6畳2部屋、玄関、キッチンをこのパイン材で貼りました。

6900円/坪 寸法:長さ3850mm×幅112mm×厚15mm(8枚入り)(送料無料)(数年前は5500円でしたが、2018年現在は6900円になっています)


6畳を敷き詰めると、税込送料込で20700円(6900x3セット)になります。(2018年) ー>小山商店へのリンク

 

DIYフロア床小山商店

こんな感じです。
貼るときはいろいろと細かく節が気になったりしますが、
すぐに気にならなくなります。実際、以前使ったパイン材とあまり大差ありません。
節が密になっていたり、穴があいているところはカットして使いません。
上の写真の床と比べて見てください。上の床材は普通に高かったものです。
費用対効果が大変良いと思います。


楽天市場で購入するとポイントも付くのでリストアップしてみました。
一坪は2畳ですから、20000円ほどで6畳がパイン床になります。
安いですよね!
・・・・無垢パインフローリング価格比較はこちらにリストアップ


※無垢フローリングの購入ができるお店を見つけましたーー>無垢フローリングドットコム
東京と兵庫(芦屋)にショールームがあり、サンプルも送ってもらえます。
私もサンプルを送ってもらいました。
15mm厚x114幅x1977 北欧パイン(無塗装)が2ケース 0.96坪で 7554円 但し、送料税別です。ちなみに6畳で送料を計算してみました。10uなので、Bエリア 700/ux10=7000円になります。
6畳に敷き詰めると材料費が6ケースで22662円。これに送料7000円・・だいたい3万円になります。
ちょっと、送料が高いですね。上の小山商店だと送料が無料なんですよね。
ただ、長さが短いので、搬入がしやすいと思います。


さて、リフォームの話に戻ります。
購入した家には、もともとはカーペットがひいてありました。
しかし、長年使われていなかったせいで、カビが発生していたので全部撤去しました。
カーペットの下には、黒いいろのスポンジというかゴムのようなシートがボンドで貼り付けてありました。
これは、クッションと断熱の両方を兼ねているようでした。


この黒いクッションは厚さが5ミリほどで、できればずべてはがしてしまいたかったのですが、ボンドで貼り付けてあるため、ヘラなどを用いてもなかなかうまく剥がれません。 16畳くらいの広さがあるので、全部はがすだけでも1年くらい(ちょっと大げさ)かかりそうです。
そこで、このクッションは残すことにしました。
結局、残して正解でした。生木のフローリングのクッションにそのまま役立っているからです。

コンパネ→クッション材→パイン材 の順になります。

上の写真のパイン材の生木は、リフォーム当時、ツーバイフォーを扱っている大工さん経由で、厚い材料を仕入れることができました。
厚さはだいたい20ミリくらい。
幅は140ミリくらいです。
長さは6mくらいあったので、まとめて運んでもらいました。

通常は、厚さ15ミリ、長さ4mくらいからあります。

板には、実(サネ)と呼ばれる凸凹がついていて、一枚一枚がうまく重ねられるようになっています。
これを床材用の釘で打ち込んでいきます。

 

作業は簡単ですが、最後に壁のところにピッタリおさまるように板を切るところでコツがいります。
なぜかというと、壁が直角にできているとは限らないからです。
前もって板を直角に切っていると、壁にピッタリ合わずに、隙間ができてしまうことになります。
まあ、少々の隙間はご愛嬌ですから、気にせずにいきましょう。

生木は湿度、温度によって膨張収縮をくりかえすので、壁に接するところは5〜10ミリのスペースを空けます。・・・と、いうのを知ったのは、上の写真の床を貼り終わってから数年後・・・でも、あまりトラブルはありません(^^;とは言うものの、最近貼るときは、スペースを空けることにしています。5ミリのベニヤの切れ端を壁にはさんでおいてからパイン材を貼ります。あとでもちろん、ベニヤは取り除きます。

幅木を使う場合は、その上からカバーしてしまいますので、壁際がでこぼこでもだいじょうぶです。このようにいかにでこぼこを後から隠すか・・・がプロはうまいんですよね。^^

完成したら蜜ロウワックスを塗りました。

フローリング作業は、どんどん床がきれいになるので、
とても楽しい作業です。

ー>蜜ロウワックス価格比較




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